ころすけのお金のお話

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日立造船(Hitz)

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本日紹介する企業は日立造船(7004)です。

歴史を辿れば戦艦を建造していた企業です。戦中を生き抜き現代に残った素晴らしい企業の一つです。橋立型砲艦 橋立・宇治、駆逐艦 疾風・朝霧など詳しい方もいるのではないでしょうか。

なぜ私がこの企業に注目したかというと、、、船を作ってないからです。名前に造船とあるのに造船業は行っていないのです。

日立造船という企業

企業アイコンはHitz 

環境装置・工場設備・産業機械・発電設備などを製造している機械・プラントメーカーです。現在の主力事業は環境・プラント事業なので、造船事業は行っていません。ゴミ焼却発電施設では世界シェア第1位です。

 

なぜ造船していないのか

2002年に日本鋼管(JFEエンジニアリング)との合弁で両社の船舶・海洋部門を切り離して統合した持分法適用会社のユニバーサル造船(ジャパン マリンユナイテッド)を設立したことにより、本社から主要事業だった造船事業を手放しました。ただし船舶用のディーゼルエンジンなどの製造は継続しています。

2006年に子会社の内海造船の株式を売却したことにより2007年度決算から連結決算においても造船事業が無くなった状態になっていましたが2009年に再び連結対象となりました。

 

船も作っていなければ日立グループでもない

かつて日立製作所の傘下にあったために「日立」の名を冠した名前ですが、戦後の財閥解体によって現在では日立グループからは離脱しています。日立製作所とは完全に絶縁したわけではなく、日立製作所は2009年度は日立造船の第9位の大株主でもあります。

ですが、それならもう日立の名前を変えてしまえばいいと思うのは私だけでしょうか。

造船も取っ払っていいと思います。

 

現在の事業体系への道のり

造船不況の打開策としていくつか手掛けた事業があります。事業の多角化によって一時期は造船会社のイメージとはかけ離れた状態でした。

杜仲茶の製造、旅行予約ウェブサイト「旅の窓口」の運営、どれも全くもって異種です。長くは持たず杜仲茶は小林製薬へ、「旅の窓口」は楽天へ事業売却しました。

子会社に東証二部上場の日立造船富岡機械がありましたが、今後の事業展開が見込めないとして2004年に通常清算しています。上場会社の通常清算はきわめて珍しいですよね。

 

極まれば強い

造船ビジネスが儲からないと判断してからの模索は大変困難な道のりを辿ったわけですが、最終的に自分たちがもつ技術を駆使して業界内シェアトップへの道のり進んできたモンスター企業です。

まだまだ世間認知度も収益体制も成長の余地が素晴らしくあると思います。新興国向けのビジネス案件も進めやすいのがこれからの強みではないでしょうか。

 

まとめ

時代により企業は様々な変化が求められており、耳にタコが出来るぐらい聞くのがダーウィンの進化論です。最終的に生き残るのは強いものではなく変化に対応できるものだと。

事業体系を大きく変えてそれでもなお新事業での業界内シェアトップの座に君臨するのは素晴らしいと思います。環境事業というのは儲からないビジネスと言われて犬猿されますが、そのビジネスの中で、今後は日立造船が一人勝ちの時がやってくるかもしれません。

ニッチな産業ほど、強みを持つと独占的なパワーを発揮して強くなりますよね。

 

素晴らしい企業です

Hitz 日立造船株式会社 - 地球と人のための技術をこれからも