ころすけのお金のお話

投資初心者の投資初心者による投資初心者のための投資関連ブログです。米国株を中心にETFと投資信託でコツコツ積立中。専門知識はなくても投資で資産形成は出来る時代になりました。

【投資初心者への基礎知識】お金のお話⑦ 〜債券〜

【投資初心者への基礎知識】

  債券は借金です

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 投資信託にまつわる書籍や、投資初心者に向けての記事などを読むと分散投資をしなさいと書かれている事が多いです。

日本だけではなく、世界にも目を向け、投資先を分散してリスクを減らしなさいと書かれています。そしてお手本のように株式と債券に投資しなさいと書かれています。

ここで疑問が。債券って何?ちゃんと説明出来ますか?

株式について多くを調べる人は多いですが、何故か債券については興味がない方が多いです。

特に知っているからといって、得をする事はありませんが、知らないより知っていた方が絶対良いと思います。

債券は借金証書

債券とは借金証書です。借金念書と同じなんです。

【お金を借りたので、期日がくれば利子をつけて返します】といった内容が書かれている証書なのです。

ニュースや新聞で、国債発行額は過去最高となる○○億円になどと報道されているこの国債

これは国が借金をして、満期が来たら利子をつけて返しますと書かれた、国自身が発行した借金証書のことです。

 

国債

国債は国が発行した債券です。国が発行しているので、信用は非常に高いです。延滞される心配もないし、どこかへ逃げられたりする心配もありません。ということは、利子がつくこの国債を買いたい人が大勢いるわけです。

このため、国債は売り買いされています。債券市場が成立するわけです。

国債の利子(金利)はどうやって決まるのか。それについてはこちらの記事の長期金利をどうぞ。

 

株式と社債の違い

国の債券は国債。そして会社の債券は社債と言います。

社債は株式会社が資金調達のために発行します。ですが、本来なら他にも資金を調達する方法はあります。

一つは株を発行する、もう一つは銀行からお金を借りる、そして社債を発行する。

これら3つの違いはいったい何なのでしょうか。

 株発行による資金調達

 企業が株を発行すれば、それを買う人が現れてお金が入ります。

しかし、企業が儲かると配当を出さなければなりません。会社が存続する限り永遠に配当は出し続けなければならないわけです。

こうなると、短期的に資金が必要な場合は株式発行は不向きです。

株式発行は長期的な計画で資金調達する場合の手段です。

 短期や中期の場合は、銀行から借り入れるのが一番効率が良いです。

 

社債発行の意味

長期では株発行、短中期では銀行借り入れ。

では社債を発行する意味は何なのか。

社債は銀行からお金を借りるのではなく、証券会社を介して、投資家から借金をすることです。

さて、ここでクエスチョン。これは銀行から資金を借りるのと何が違うのでしょうか。

 

銀行から借りた資金集め

 銀行から借りるお金は、私たち一般の国民が預けているお金です。

銀行はお金を預けてくれた人に金利を払っています。

つまりは、銀行が企業に貸すお金は預金者に払う金利+銀行の利益分=企業に貸し出す資金になります。

 この事により、銀行からお金を借りようと思うと、企業はそれなりの金利を支払わなければならないのです。

 

社債を発行した資金集め

経営が安定している信用のある企業が社債を発行します。

すると、金利が少々低くても銀行の預金金利より高ければ買ってくれる人が多数現れます。

倒産の心配が全くないような超優良企業が年利1%なんて社債を発行すれば、現在の大手銀行預金金利の0.01%よりも遥かに良いわけですから魅力を感じる人が必ずいるわけです。

企業側も、銀行から高い金利を払って資金を借りるより少ない金利で資金調達できた方がかなりお得です。

ただ、証券会社に売買を代行してもらう訳ですから手数料は発生します。それでも銀行から借りるよりは負担がかなり少ないということです。

 

外国債券のリスク

海外にも国内と同様に債券が存在します。

アメリカ国債、アルゼンチン国債、いずれも日本で売買する事が可能です。

しかし、大きく2つ理解しておいた方が良いと思うリスクが存在します。

デフォルト(債務不履行)

一つめは、デフォルトリスク。

冒頭で説明した通り債券は借金です。デフォルトとは借金を返せないということです。 

かつて、アルゼンチンやロシアで起こりましたが、国債が満期になり償還する時期になっても返してもらえない状態でした。

国債というものは信用の上で発行されていますが、発行した国に信用力が無ければ返済出来る能力も同じく無いわけです。

これは各国によると思いますが、こういったリスクをカントリーリスクと呼び、新興国ではよく見られます。

為替変動リスク

二つめは、為替変動リスクです。

経済成長している国というのは金利が高い傾向にあります。南アフリカやブラジルなど非常に金利が高いです。

そこに魅力を感じるのは理解出来るのですが、もし円高になってしまったら、そんな高金利など一瞬でチャラになるということを理解しておきましょう。

特に急激な円高変動には対応出来ない場合が多く、損を出してしまう可能性が非常に高くなります。

逆を言うと、円安になればなるほどかなり儲かるということです。

 

現在の相場

現在2017年10月の時点では、円安方向へ進むと予測されています。

そうなると、新興国債券にとても魅力が出てきますし、かなり高い利回りで資産を運用出来るかもしれません。

ですが、債券はボラティリティが低いと言えどリスク資産。

十分に比率を検討した上で、投資する事が良いと思います。

国債だから大丈夫、社債だから大丈夫、などと言った安易な考えで投資するのではなく、株も債券も不動産も、全て理解した上で投資しないと相場急変の場面で取り返しの付かない事態になってしまうかもしれません。

 投資にセンスはいりません。わずかな最低限の知識さえ身につけてリスクを管理すれば、誰でも資産運用というのは必ず出来ると思います。

欲だけを出さず、コツコツと資産を増やしていきましょう。